結果を出したご家庭が、必ずやっていたことが全て凝縮された「未来カルテ」がスタート
お子さまを東京大学へ送り出したご家庭。ハーバード、イェール、プリンストンへ送り出したご家庭。
私たちは、そうしたご家庭のお話をうかがう機会に恵まれてきました。当研究所でご一緒している乾千幸さん、ペアレンティング講座に登壇いただいた薄井シンシアさんも、そのおひとりです。
特別な教育法があったわけではありません。共通していたのは、もっと地味なことでした。
目標を立てる。やってみる。うまくいったか振り返る。そしてまた次を決める。
このサイクルが、ご家庭の中で当たり前に回っていたのです。
難しいのは、それを続けることです
やることは単純です。にもかかわらず、多くのご家庭で回らない。理由ははっきりしています。
日常が忙しく、振り返る機会がないから。 そして、振り返ろうにも、比べる材料が残っていないからです。
3か月前、お子さまが何に夢中で、何をやめたがっていたか。思い出せるでしょうか。記録がなければ、変化は変化として認識されないまま流れていきます。
もうひとつ。家庭内だけで振り返ると、判断が偏ります。「この習い事を続けさせるべきか」を家族で話しても、たいてい結論が出ません。外の目が入って初めて、決められることがあります。
未来カルテとは
このサイクルを、3か月に1回のペースで回す仕組みです。

ご記入いただくのは、たとえばこうしたことです。
- この3か月、続けていたこと・やめたこと
- 学校での様子(好きな教科、苦手な教科、任されている役割)
- 印象に残った出来事と、そのうち1つの詳細
- 保護者さまとして、3か月後・1年後・将来どうなってほしいか
- いま、判断に迷っていること
うまくいかなかったことこそ、大切な材料です。 投げ出しかけたこと、やめたがっていること、親子で意見が合わないこと。そうした場面にお子さまの性質があらわれます。
所要時間は15分ほど。すべて埋まらなくても構いません。
講評は、孫辰洋や担当研究員が直接お書きします
ご提出いただいたカルテは、当研究所代表の孫辰洋、または担当研究員が一件ずつ読み、講評を書いてお返しします。
(例)


お伝えするのは、たとえばこうしたことです。
- この経験は、次にこう広げてみるとよさそうです
- 今は実績を増やすより、興味を深める時期です
- この活動は、今後の探究テーマにつながる可能性があります
- お迷いの件は、こう考えてみてはいかがでしょうか
記録の整理ではなく、次の3か月で何をするかまでお示しします。次回はその一手を振り返るところから始まります。ここまでで、ようやくサイクルがひと回りします。
一件ずつ手で書くため、一度にお受けできる数には限りがあります。
続けることで得られること
判断を、家庭だけで抱え込まなくてよくなる
習い事を続けるか、苦手教科にどこまで手をかけるか。正解のない問いほど先送りになります。3か月に一度、外の目を入れて決める時間になります。
「やめた」ことが、記録として残る
やめた経験は、ふつう記録に残りません。しかし何をやめたかは、何を選んだかと同じだけ本人を語ります。
進路を考える段になって、材料が揃っている
推薦入試・総合型選抜の出願では、これまでの活動を洗い出す作業に多くのご家庭が時間を取られます。本人の中に経験はあるのに、言葉になっていないからです。記録が残っていれば、そこから選ぶだけになります。
結果として推薦入試に強くなる、というのは順番として最後です。まず、ご家庭にサイクルが回っている状態をつくる。 それが本題です。
積み上げた記録は、そのまま出願書類の材料になります
未来カルテを設計しているのは、推薦入試・総合型選抜の現場に立ち続けてきた孫辰洋です。
高校3年生の出願直前、ご家庭が最も苦労するのは志望理由書や活動報告書を「書く」ことではありません。書くための材料を思い出すことです。何に興味を持ち、何をやってみて、なぜ続けたのか。本人の中に経験はあっても、言葉になっていないため掘り起こしに時間がかかります。
未来カルテの記入項目は、この場面から逆算して組み立てました。
- 何に時間を使い、何をやめたのか(活動の変遷)
- なぜそれをやりたがったのか(動機)
- どこでつまずき、そのあとどうしたのか(試行錯誤の跡)
- そのときご家庭が何を願っていたのか(価値観の変化)
総合型選抜で評価されるのは、結果の一覧ではありません。興味がどう深まり、つまずきをどう乗り越えてきたかという、一貫した線です。この線は、あとから記憶をたどって描くより、その都度残しておくほうが確かなものになります。
3か月ごとのカルテが数年分たまったとき、そこにあるのは記録の束ではありません。出願書類の下書きに、そのまま使える素材です。
もちろん、小学生のうちから入試を意識していただく必要はありません。ただ、その時期が来たときに慌てないための土台を、いま静かに積んでおくことはできます。
「まだ特別な実績がない」で大丈夫です
小学生の時期に、賞や資格を急いで積む必要はありません。
好きになったこと。夢中になったこと。学校で挑戦したこと。やってみて、合わないと分かったこと。そうした日常の変化のほうが、これからを考える材料になります。

ご利用について
- 対象:リザプロ教育研究所の会員のみなさま
- 費用:会員のみなさまは無料
- 頻度:3か月に1回
ご記入いただいた内容は、講評の作成以外の目的には使用いたしません。第三者に公開されることもありません。
今のお子さまを、一度言葉にして残してみる。そこから、次の3か月を一緒に考えていければと思います。
▼未来カルテを提出する
